平昌オリンピック スノーボード女子ビッグエア決勝が終了し、オーストリア代表のアンナ・ガッサーが金メダル、スロープスタイル金メダルのアメリカ代表ジェイミー・アンダーソンが銀メダル、ニュージーランド代表のゾイ・サドウスキー・シノットが銅メダルという結果でした。
日本代表は岩渕麗楽が4位、藤森由香が7位、鬼塚雅が8位と惜しくもメダルに届かず。
決勝1本目では鬼塚雅が「まずコケない」と自負する得意技のCAB900°をしっかり決めて78.75ポイントをマーク、岩渕麗楽もCAB900°をメイクし79.75ポイントをマーク。
藤森由香は滞空時間の長いバックサイド900°のダブルグラブをメイクし、82.25ポイントをマークします。
1本目終了時点ではジェイミー・アンダーソンがフロントサイド1080°で1位、アンナ・ガッサーはダブルアンダーフリップ900°で2位につけて、藤森由香が3位、岩渕麗楽が4位、鬼塚雅が5位と好発進。
3本のエアのうち点数の高い2本の合計点…さらに同じ方向のスピンはポイントが高い方のみ採用されるルールのため、最低2本は別種類のスピンで高得点をマークする必要があり2本目から各選手ガンガン攻めてくる中、ゾイ・サドウスキー・シノットがスイッチバックサイド900°で92ポイントもの高得点をマークし一気に2位に。
2本目は藤森由香、鬼塚雅ともに果敢に攻めますが着地で転倒してしまい、岩渕麗楽もバックサイドダブルコーク1080°で着地の際に手をついてしまいポイントが伸びません。
1位のジェイミー・アンダーソンを追うアンナ・ガッサーは2本目でバックサイドダブルコーク1080°を成功させて2位となります。
そして3本目でも日本代表の各選手は着地で転倒してしまいポイントが伸ばせず、岩渕麗楽の4位が最高位となります。
女子ビッグエア決勝・岩渕麗楽ダイジェスト動画
https://www.gorin.jp/video/5738218405001
2本目で2位につけていたアンナ・ガッサーは3本目でCABダブルコーク1080°を成功、96ポイントの最高点をマークしてジェイミー・アンダーソンを追い抜き、逆転の金メダルとなりました。
日本人選手は2本目以降で着地がうまく合わせられなく残念な結果でしたが、世界トップクラスの選手と引けをとらないレベルの高さをみせた内容だったと思います。
特に岩渕麗楽は、まだ16歳という若さを考えると今後の成長が楽しみなライダーであります。