平昌オリンピック男子ハーフパイプ決勝が目前となっていますが、13日に行われた予選で日本代表は金メダル候補の平野歩夢を含む3名が通過(前回銅の平岡卓が残念ながら予選敗退)。
予選では力を温存しているはずなのですが、上位通過選手の滑りはやはり素晴らしいものがありますね。
まずは我らが日本代表の平野歩夢。
https://www.youtube.com/watch?v=sFi0eu1UpAg
前半ダブルコーク1080°のバックトゥーバック、後半にかけても900°を入れるなど全体的に抑えていますが、安定したグラブとルーティン最後にしっかりとダブルコーク1260°を入れ、95.25ポイントをマークし3位で予選通過。
そして4度目のオリンピックとなるショーン・ホワイト。
https://www.youtube.com/watch?v=VRMf3WVqhZs
こちらも前半ダブルコーク1080°のバックトゥーバックに抑えてますが、後半はダブルマックツイスト1260°(通称トマホーク)→ダブルコーク1260°と本番に近いルーティンで98.5ポイントと高得点をマークして予選トップ通過となりました。
国内はともかく海外メディアですらこの二人が金メダルを争う構図で報道されがちですが、注目しておきたいのは2位通過のオーストラリア代表のスコッティ・ジェームス。
先月に平野歩夢がゴールドとなったXGamesスーパーパイプでシルバー、ショーン・ホワイトが満点の100ポイントをマークして優勝したワールドカップでも2位となっている選手です。
予選では見せませんでしたが、スイッチでのバックサイドダブルコーク1260°という高難易度の秘密兵器を隠し持っています。
XGamesでのルーティンですが、ラストにスイッチBSダブルコーク1260°を入れています。
…さて、この中の誰が金メダルをとるのか?
恐らく決勝でショーンは予選のルーティン前半にダブルコーク1440°を入れ、もしかしたらバックトゥーバックで連続ダブルコーク1440°にトライ。
スコッティ・ジェームスは予選で見せた前半フロントサイドダブルコーク1260°→バックサイドダブルコーク1260°に、ラストでスイッチバックサイドダブルコーク1260°をもってくるはず。
かなり手強い相手のようにも思えますが…
しかし、平野歩夢の予選ルーティンが、XGamesでゴールドをとった前半バックトゥーバックのダブルコーク1440°、そして後半にフロントサイドダブルコーク1260°→バックサイドダブルコーク1260°というルーティンよりかなり抑えていた点を考えると、実は3位通過の彼が一番金メダルに近いのではないかなと。
もちろん勝負事なので、この3人以外の思わぬ選手が金メダルになる可能性も十分ありますが、管理人的には平野歩夢に期待大なのであります。